比嘉大吾選手 ライセンス無期限停止の厳罰処分 この処分は妥当なのだろうか?

 

こちらのブログでボクシングについて触れた事は今までありませんでしたが、

今回の比嘉選手への厳しい処分を受け、感じた事を全て書かせて頂きます。

 

ボクシングに浅はかな知識しかない素人のブログですので、悪しからず。

 

 

 

比嘉大吾 Daigo Higaさん(@daigo6710)がシェアした投稿 -

 

 

比嘉選手の減量失敗

 

世界戦を前日に控えた4月14日、計量を行った比嘉選手、

リミットである体重を大幅に超過した事が話題となりました。

900グラムオーバー。

 

比嘉選手が以前から減量に苦しんでいる事は知っていたものの、

2時間の猶予があり900グラムなら、再計量でクリア出来るであろうと

元プロボクサーの夫と共に話しておりました。

 

翌日の世界戦は観戦する事になっていたのですが、

村田選手の初防衛戦よりも比嘉選手が連続KO記録をどこまで伸ばしてくれるか、

こちらの方が楽しみだったのです。

 

 

そこまで重く受け止めていなかった私ですが、

夫が、比嘉選手の計量時の写真を見て絶句しておりました。

「完全に絞り切ってる。これ、汗一滴も出ないと思う。」

そう話した言葉の通り、再計量を断念し具志堅会長が謝罪するという事態に。

 

7㎝も大きくなったという比嘉選手の胸囲は98㎝。

なんと体重が20キロほど重いミドル級の村田選手とほぼ同じなんです。

「汗が出ません。」という具志堅さんの言葉を受けても、

何故階級上げなかったのか、素人ながら不服に感じました。

 

そして日本人初となる、王座剥奪。

 

 

私の好きなボクサートップ3に入る比嘉選手。

同い年という事もあってか、応援せずにはいられなかったんですよね。

 

 

後に、比嘉選手がパニック障害持ちだという記事を幾つか発見しました。

 

メンタルがそこまで強くないであろう比嘉選手に、

この重圧は耐えられるのであろうか?心底心配で仕方がありませんでした。

 

 

当日の計量はクリアし、相手選手も同意の上で試合は行われましたが、

やはりいつもとは比にならない位足が動かない比嘉選手。

クリンチで相手の攻撃をかわす場面も多く見受けられ、

平然と見ていられるような試合ではありませんでした。

 

 

8ラウンド終了時の採点も今の状態で逆転できる見込みはないもので、

9ラウンド目、具志堅会長の判断によりTKO負けを喫してしまいました。

 

 

武井壮さんの発言、私は真逆の感情を持った

翌日の生放送番組に出演した武井壮さんは、

今回のように比嘉選手が減量に失敗し相手選手より優位な状況で試合に臨む場合

不利な状況で試合に挑む相手選手の勝利しか最善の結末は無いと発言しておりました。

 

しかし一視聴者であり、比嘉選手のファンである私からすると

そんな結末は最善でもなんでも無かったんです。

 

実際に、試合が終わった際は心苦しかったですし、

比嘉選手に対し心無い言葉を吐くネット記事や投稿を見て胸が痛みました。

 

私にとって、この一件の最善の結末は、

更新出来なかった「防衛記録」の分も、まだ可能性のある「連続KO記録」を更新する

すなわち比嘉選手のKO勝利でしかありませんでした。

 

 

ネリを引き合いに出す考え方にはうんざりする

 

私も、山中選手がルイス・ネリに敗北した際、ネリを批判した一人であるし、

この一件からそう時間も経っていない段階で比嘉選手は減量を失敗してしまいました。

世界戦での体重超過、日本人初となる王座剥奪は確かに大罪です。

これは世間に叩かれるのも仕方のない事だと理解しております。

 

けれど今回の比嘉選手の一件に、比較対象としてネリの話題を出し

ネリと同等の厳罰処分を求める声を上げたり、

ネリを批判した具志堅会長をブーメランだと中傷するのには

激しい違和感を感じ、嫌気がさしてしまいました。

 

確かに、比嘉選手は山中選手を引退へと追い込んだネリと同じく、

世界戦での減量失敗という罪を犯してしまいました。

けれど2.3kgオーバー、再計量にて1.3kgオーバーと

短時間で1kg絞れてしまうネリと、再計量を前に1滴の汗も出ない比嘉大吾では

減量による心身のダメージは全くもって別物です。

 

 

JBCによる比嘉大吾への処分が決定

 

ライセンスの無期限停止

こちらの解除後、試合に出る際は階級を1つ以上上げる

 

こちらも賛否両論あるかと思いますが、

どうしてもこの処分は重過ぎるのではないかと感じてしまいました。

 

「日本のボクシング界の宝」だなんて言うのであれば、

こんな処分間違ってると声を大にして主張したいです。

 

「無期限」というところも私はポイントだと思っていて、

これで1年足らずで比嘉選手が復帰するとなれば

「早い!」と主張する輩が必ず出てくると思うんです。

 

もちろんその逆で、何年後に復帰出来るか分からないという不安は

少なからず比嘉選手の選手生命に影響してしまう。

 

 

一般人がこんなところで何を主張しても、

処分が変わる事は無いと分かっています。

 

私も一ボクシングファンとして受け入れなければなりません。

 

比嘉選手はまだまだ若いのだから、心身共に休めて、

いつかまたKOする姿を見せてほしい。

 

この無期限停止という期間が、比嘉選手にとって実のある充実した

優位意義なものになる事を心から願っています。

 

 

 

復帰してくれるその時まで、待っています!!!